この項目はオリジナル燃調マップの作成にあたっての、必要な物、準備を解説していきます。 We are going to prepare for requirement and preparation for making original map.

前の項目で、FIやI-MAPがどのような物か大まかに理解して頂けましたでしょうか?
ここからはオリジナルの燃調マップを作成したい方のために、前準備として必要な物、必要なセットアップを解説していきます。 We are going to explain the requirements and preparation for making original map.

REQUIREMENTS

I-MAP

これがないと話が前に進みません。様々な車両に対応したI-MAPがラインナップしていますので、ご自身の車両の適合に合致したI-MAPをお選びください。 There are a variety of I-MAP for exclusive models. Select one for yours.

PCインターフェイスケーブル PC INTERFACE CABLE

パソコンとI-MAPを接続する専用ケーブルです。 Exclusive cable to connect your PC with I-map.

スロットル開度&O2モニター(以下RISM) THROTTLE OPENING & 02 MONITOR(RISM)

車両に取り付けてスロットル開度と排ガスの空燃比(A/F)を表示するモニター。燃調マップを作成する上で、必要不可欠なパーツです。取付には端子や汎用ステー、両面テープ等も別途必要です。
A monitor who calculates throttle opening / exhaust gas ratio (A/F) on the vehicle. A must when making adjusting map. Terminals, universal brackets, both sided tapes (sold separately) are required.

I-MAPのラインナップの中にはO2センサーが無い車両(ジョグの3P3Jまでのモデル、シグナスXの1YPモデルまでの国内仕様車等)や、I-MAPを取り付ける際に、O2センサーを外してしまわないといけいない車両(マジェスティS等)があります。その場合、RISMは使用できないため、燃調マップの作成はシャーシダイナモ(出力測定装置)を利用するしか方法はありません。マフラーを加工、もしくはO2センサーの差し込み口があるマフラーへの交換と後付けO2センサーの設置を施しても、RISMは後付けO2センサーには対応していませんので、ご注意下さい。 There are a few models which do not have O2 sensor (ex. model producd before JOG 3P3J and so on). That case, you need to use chassis dynamometer (output measuring device) as RISM is not usable.

タコメーター TACHOMETER

車両にすでにタコメーターが装備されている車両は必要ありませんが、タコメーターが標準装備されていない車両であれば、タコメーターは必須アイテムです。但し、タコメーターが標準装備されている車両でもタコメーターの目盛りを上回るチューニングを施している場合にも別途必要となります。
燃調マップを作成する上で、エンジン回転数の把握は必要不可欠です。 Tachometer is a must to make your own A/F map.

ノートパソコン LAPTOP PC

使用するパソコンはノート型を推奨します。作成した燃調マップの書き込み作業にはI-MAPに電源を入れないといけませんので、車両にI-MAPを装着したままの状態で作業を行わないといけません。 We recommend to use LAPTOP PC, as you need to connect I-MAP with vehicle.

対応OS(いずれも正規版) OS (GENUINE) Windows XP(32bit)SP2-
Windows vista(32/64bit)SP1-
Windows 7(32/64bit)
Windows 8(32/64bit)
Windows 10(32/64bit)
HDD容量 HDD CAPACITY 500MB-
周辺機器 PORT USB1.1ポートもしくはUSB2.0ポート PORT TYPE USB1.1 or 2.0
その他 OTHER インターネット環境 INTERNET

INSTALL & SET UP

これらのパーツが全て揃ったところで、各パーツの取付からセットアップに移りますが、その前に下記の事を念頭に取付、セットアップを行って下さい。 Refer to following instrucion

燃調マップの作成は 実走行によるデータ収集(空ぶかしでは行えません)、パソコンでの燃調マップ書き換え作業、書き換えた燃調マップを実走行で確認 と、走行→書き換え作業の繰り返しが伴います。 Making original map requires collecting A/F data with actual run, write A/F map with PC & actual run to see A/F with overwritten map.

すなわち ●パーツは走行の妨げにならないように設置する事
●I-MAPはアクセスし易いようにしておく事
●タコメーターやRISMは走行中、見やすい位置に設置しておく事
が大切です。

Meaning * Install the I-MAP to the place which does not interfere with running
* I-MAP should be placed to somewhere easy to access.
* Place tachometer / RISM to somewhere easy to look while driving.
Following are very important.

Installing I-MAP

I-MAPの取付に関しては、各車種取付手順が異なりますので、付属の取付説明書と車両サービスマニュアルを参考に取付を行って下さい。
前述の通り、燃調マップの作成にはI-MAP本体に頻繁にアクセスしなければなりません。I-MAP本体が車両の外装カバーに隠れている場合、走行に支障が無ければ外装パーツを外したまま、すぐにアクセスできるようにしておきましょう。
I-MAP本体にアクセスし辛い箇所にある場合はI-MAPロングハーネスKITも設定していますので、そちらをご利用下さい。 How to install I-MAP is different according to models and years. Refer to instruction attached as well as maker's service manual. Remove outside plastics if I-MAP is placed behind it to be able to access with I-MAP easily.
There is I-MAP LONG HARNESS KIT for if I-Map has to be placed too far to access.

I-MAP本体にアクセスし易いように取り付けます。 Install I-MAP easy to access

I-MAP本体の取付位置の自由度を高めるロングハーネスKITも設定 LONG HARNESS KIT is also available

Installing RISM

RISMの取付に関してはI-MAP同様、車体の配線加工が必要です。加工する配線は車種により異なります。加工手順と共に下記を参考に取付を行って下さい。
配線は走行に支障が出ないようにまとめて車体配線と同様に取り回して下さい。
RISMのモニターは走行中見やすい位置に設置して下さい。 Wiring mods is required to install RISM like I-MAP. The wiring is different according to vehicles and years. Refer to following instruction.
Route wiring together with other wiring. RISM monitor should be placed somewhere easy to look while running.

モニターを走行中見やすい位置に設置します。 Place the monitor somewhere easy to look.

Installing TACHOMETER

タコメーターの取付はタコメーターの種類によって様々ですが、ここでは取付が簡単なOPPAMAシリーズを紹介します。OPPAMAエンジンタコメーターは内蔵電池で作動するので、電源配線の手間が掛からず、プラグコードにクリップを取り付けるだけです。
プラグコードからの配線は走行に支障が出ないように車体配線と同様に取り回して下さい。
タコメーターは運転中見やすい位置に設置して下さい。 How to install tachometer is different according to type, but this time, we introduce OPPAMA TACHOMETER, which is relatively easy to install. You need only clip the plug cord without wiring mods as it works with the built-in battery.
The wiring from plug cord should route together with body other wirings. Place tachometer to somewhere easy to look while driving.

タコメーターコードをプラグコードにクリップでつなぎます。 Just clip the plug cord with tachometer.

タコメーターをRISM同様、運転中見やすい位置に設置します。 Place TACHOMETER somewhere easy to look while driving

How to set up PC

パソコンの設定には、まず当社HP内にある「I-MAP&パワーレブRWマップアプリ作成ダウンロード」から「I-MAP FUEL MANAGER」をダウンロードし、手順を追って必要なアプリケーションをインストールします。 Download & install "I-MAP FUEL MANAGER" from "I-MAP & POWER REV RW MAP APPLICATION DOWNLOAD" at Kitaco website.
ダウンロードと解凍-1 Download & Unzip 1

こちら から「I-MAP FUEL MANEGER」をダウンロードします。 Download I-MAP FUEL MANAGER from HERE

ダウンロードと解凍-2 Download & Unzip 2

ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。 Unzip downloaded zip file.

ダウンロードと解凍-3 Download & Unzip 3

するとこれらのファイルが解凍されます。 Files unzipped

ドライバーのインストール-1 Installing driver 1

最初にPCインターフェイスケーブルのドライバーをインストールしますので、「CP210x_VCP_Windows.zip」を解凍します。 Unzip "CP210x_VCP_Windows.zip" first.

ドライバーのインストール-2 Installing driver 2

解凍したフォルダ内にインストーラーのexeファイルが二つあります。これらはパソコンの仕様に合わせてお選び下さい。 There are 2 exe files. Select one according to your PC type.

ドライバーのインストール-3 Installing driver 3

あとはインストーラーの指示に従って、ドライバーをインストールして下さい。 Install driver with installer's instruction.

取扱説明書はこちら Installing instruction

FUEL MANAGERの詳しい取扱いに関しては「Fuel Manager 取扱説明書.pdf」ファイルをご覧ください。 For more detail, refer to "Fuel Manager Instruction.pdf" file.

FUEL MANAGERの立ち上げはこちら Start Fuel Manager

FUEL MANAGERのアプリケーションの立ち上げは「Fuel_Manager.exe」ファイルをクリックして下さい。 Click "Fuel Manager.exe" file to start Fuel Manager.

次の項目はオリジナル燃調マップの作成を実践しながら解説していきます。 Next, let's try to make A/F original map with practice.