sbsブレーキパッド　SPシリーズ sbs BRAKE PAD SP SERIES

強烈初期タッチ！ レーシングパッド"RSシリーズ"の制動性能とストリートパッドの"HSシリーズ"の耐摩耗性を持ち合わせたストリート最強パッド。 新開発エボシンター材採用！ ノーマルと同等性能を求めるならHSパッド。本格的なスポーツ走行、サーキット走行にはRSパッドの使用をお薦めします。

• フロント専用。リヤにはLSの使用を推奨します。
• ライニングの剥離を防ぐマトリックスフックを採用。

キタコサーキットインプレッション sbs SPパッドはどのような性能なのか？sbs社が提唱するストリート系最強パッドは本当なのか？その性能を確認すべくサーキットでインプレッションを行った。

強烈な初期制動！ 硬めのタッチで握り始め初期からパッドがディスクローターに食いつき、強烈な制動力を発揮する。握りこむとフラットに制動力は立ち上がって行くが、初期制動が強烈な分、コントロール性能（サーキットで走行する分）は同時比較テストしたDCパッドの方に分があると言える。

• 余談ではあるが、DCパッドは初期タッチがソフトな分、初期制動はSPパッドより頼りなく感じるが、レバーの握りこみ量で制動力をコントロールしやすく、サーキット使用での本格的な用途に向いている。走っていて身体の疲労度が違う。

SPパッドの主戦場はやはりストリート 総合的な制動力はサーキットでも使用できるレベルではあるが、ストップ＆ゴーが多いストリートや、瞬時に安心して制動できる峠道でこそ活きてくるメリハリの利いた特性であり、sbs社が提唱する正にストリート最強パッドではないだろうか。 耐摩耗性は果たして・・・？ 長期のストリートインプレッションは今現在継続して行っているが、サーキットインプレッションでの摩耗具合(※1）を見れば、かなりの高寿命を期待できそう。ストリート使用での純正パッドもしくはsbsシンター系スポーツパッドであるHSシリーズ以上の耐摩耗性が確認できれば、多少高めのコストでも自信を持ってオススメできるブレーキパッドとなるであろう。

• 1：鈴鹿サーキット本コース16周（距離にして約93km）走行後のパッドのライニング厚みを確認すると、約0.2mm程しか摩耗していなかった。ライダーの乗り方、ラップタイムにより多少の誤差は発生するが、レースユーズでこの摩耗具合は驚異的である。

キタコストリートインプレッション 前回はサーキットでのインプレッションであったが、今回は当社社員の車両を使用し、社内部署間を問わず、有志一同でノーマルパッドとSPパッドのストリートでの比較インプレッションを行った。

ノーマルパッドもよく出来てはいるが・・。 試乗が一般公道なので、法定速度内でのインプレッションになるが、ノーマルパッドの感想では「初期制動が甘い。効くまでタイムラグがある。握りこんで制動が立ち上がってくるタイプ。コントロール性は良いけど、咄嗟の時には不安を感じる。」等の様々な意見が聞かれた。特に初期制動が甘いと言うのが総評である。しかしながら車両の性格、コストに縛られている事を考慮すると、純正パッドの特性は決して悪くは無いようには感じるが、物足りなさは否めない。 SPパッドは安心感が違う。 次はSPパッドに交換してからのインプレッション。ノーマルと比較し明らかに異なるのが、先のサーキットインプレッションと同様、初期タッチがかなり良くなっている点。そのまま握りこんでいくと制動力が比例して立ち上がっていくが、初期制動が良い分、安心感があるのが印象的である。
街乗りでは咄嗟にブレーキングをした時にはかなりの余裕が生まれ、ノーマルで感じた不安な要素は払拭された。これならば峠道でも余裕のあるスポーツ走行ができるであろう。
また初期制動が良いとは言え、扱いにくさは皆無。あくまでも自然なフィーリングでコントロールできる点も高評価である。 この性能をこの価格帯で実現したのは素晴らしい。 総合的に初心者から上級ライダーまで安心、信頼して使える性能であり、かつこの価格帯（HSシリーズより+￥1,000～￥1,800）で実現できたことは、費用対効果がかなり高いと断言できる。当社としても自信を持ってオススメできるブレーキパッドであると確信した。